2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の保守主義理解を考察する

日本の保守主義理解は欧米と違っていておかしい。欧米の保守主義は、皆でいろいろとやりとりしながら地道に社会を改良していきましょう、と言う含意があるのに日本ではそれがあまり見られない。ロマン主義と一緒にされたり、大衆社会批判と勘違いされたり、…

本家アマゾンから認知科学どうでもいいリンク

このブログもいい加減に数年続けていて、私には既に認知科学について書きたいこともなくなってきた。基礎知識を改めてさらうと言う手もあるが、そういう面倒なのはやる気が出ない。で、どうでもいいリンクでも作ってみました。 Amazon.com: Products tagged …

そういえば今年はCognitive Science Societyができて30周年記念らしい

最近は書きたいこともないし、書き溜めた記事を出す気にもなれない(自分で書いた記事なのに意義が感じられなくて気が乗らない)。 もうすぐCognitive Science Society Societyの学会があるけど、今年はCognitive Science Societyができて30周年の記念らしい…

認知科学マニアならもっと早く思い出しとけよ

認知科学の有名な賞というとラメルハート賞やジャン・ニコ賞がある。ラメルハート賞が科学的な傾向の強い賞なのに対して、ジャン・ニコ賞は哲学的な傾向の強い賞である。最近になってやっと、今年のジャン・ニコ賞って誰?と思い出して調べてみた(→http://w…

べクテル「認知神経科学における証拠の認識論」より結論

William Bechtel"The Epistemology of Evidence in Cognitive Neuroscience"(PDF)http://mechanism.ucsd.edu/~bill/epist.evidence.bechtel.july2004.pdf 注:翻訳文の()内は訳者による挿入です 結論 科学における証拠はたいてい論争の焦点になる。他の科…

心理学の概念的混乱は解消できるのか?

しかし、すべての苦闘を経た今、結局私は、心理学は心の哲学の制約を免れないと確証している、ウィトゲンシュタインは、そのちょっと気取った文章(「探求」)の一つで、心理学について次のように言う。