認知科学志向なロボット研究

私は田舎に住んでいるので普段は新刊を含めてろくな本を見ることが出来ない。最近ちょっとましな本屋でマトモな本を立ち読みできる機会があった。それでおもしろそうな本があったのでネットで調べてみた。

脳・身体性・ロボット (インテリジェンス・ダイナミクス)

脳・身体性・ロボット (インテリジェンス・ダイナミクス)

日本で出てる一般向けのロボットの本は自律性に興味がないのか認知科学との結びつきが弱い。本当の自律型でないとモデル化としては役に立たない。
インテリジェンス・ダイナミクス http://d.hatena.ne.jp/sk8/20060310
ロボット研究の軽い説明の引用付。ただし言ってる事に突っ込みどころを少し感じるが…。
brain-body-robotics http://d.hatena.ne.jp/APmonet/20060212
上で紹介した本「脳・身体性・ロボット」のくわしい概要が書かれている。ただ、私が興味を持った川人光男の章の説明はないが。これを読むと私が以前書いたように(人工知能におけるいくつかの方法AIBOは表相的だってことが分かる。一般に知られている日本のロボットってサブカル気味だよね、別にいいけど。

  • おまけ

Claudia Castaneda and Lucy Suchman (2005)Robot Visions http://www.lancs.ac.uk/fss/sociology/research/resalph.htm#suchman
ある研究者が行なった学習型ロボットとの生活記録の紹介。論文はPDFだが写真も(urlも)あるので英語読めなくても見てもいいかも。期待してた内容と違うので私は途中で読むのやめたが。サッチマンはすっかりポストモダンフェミニズムに走ってしまったようだ。人間も霊長類もロボットもみんな一緒だよ、バンザイ!