↑上の記事について

実は、折を見て出そうと寝かせてあった記事です。宮台さんの最新記事「全体性の消失」を読んでしまったら、じゃあさっさと公開してしまおうと思った。今回の宮台さんの記事は異様に力の入った集大成的な文章ですね。最後までついていける人はどれ程いるのやら。ところで、この記事の最後の節にある「人間学の可塑性」っていうのはフーコー「言葉と物」にあるような話ですね(私の知識は解説書レベルだが)。私だって認知科学(典型的な人間学)の普遍性は程々にしか信じてないが、進化心理学などは「人間の死」への道の真っ只中って感じがしますね(まだ甘いが)。私自身は人間なんて進化と歴史(文化)と(のネットワーク)の産物だと思っているが(人間への超越論的な集中化は終わりってこと)。あーそれとも、日本(東洋)の人間学は別の展開を考えた方がいいのかな(陽明学あたりから出発して西田幾多郎廣松渉へと向かう展開かな?)。