ダートマス会議から半年

今年って人工知能が提唱されたダートマス会議から50年だったんだね、気づかなかった。なんだかコンピューター関連の有名人のインタビューが目に付くと思ったよ(あぁ、でもアラン・ケイは関係ないかな。マービン・ミンスキーのインタビュー(英語)ってのもある*1。)。誰か後でまとめてリンク集作ってくれると助かります(自分ではやらない怠慢)。

  • AIの目標はマシンに人間の知能を持たせて人間に近づけることではなく、人間の知能に相当するものをマシンで実現することだと理解していますが、正しいでしょうか。つまり、人間を再発明することが目標ではなく、人間に似た考えをするけれど人間の思考に勝る何かを創ることを目指していると。

 そうです。それが私の考え方です。もちろん、人間の知能をシミュレートすることに興味を持っている人もいます。この考え方はいろいろな面で最善とは言えないのですが、Allen NewellやHerbert Simonなどが、そのような考え方をしていましたね。
人工知能の第一人者J・マッカーシー氏に聞く http://japan.cnet.com/interview/ent/story/0,2000055958,20168687,00.htm

確かにマッカーシーにはあまり認知科学に関連してるイメージはない(その点はやっぱりサイモン&ニューエルの方だよね)。ちなみに、人工知能で常識推論ってのはずっと目指されてきたけれど私は無理だと思う(そもそも常識って何?全ての常識を引き出すのは無茶じゃん?だから自律(学習)型ロボットなんじゃん?)それにしてもこういうサイトを「成城トランスカレッジ!」(人文系ニュースサイト)に教えてもらうのはおかしな気分だ。

*1:読んだが大した内容じゃない。感情を備えた判断マシンが出来たらいいねって程度。お願いだからその内実を教えてくれよ