チャーマーズは隠れ汎心論者?

サールの心の哲学の本を読んでたら、意識の哲学で有名なチャーマーズは隠れ汎心論者だと言っているのを見て、そうなのかなぁと図書館で「意識する心」を覗いてみた。確かに自分の自然主義二元論は汎心論と混同しやすいと一所懸命に違いを説明していた部分があった。チャーマーズサーモスタット(自動温度調節装置)に意識はあるか、なんて議論をしている。全ての物に意識はありうるって考えたら、以前読んだときはあまり面白く思えなかったチャーマーズの本がとたんに面白そうに思えてきた。「マインズエスト」にあった似た話、水の分子の動きが脳と一瞬でも同じになったら意識があるといえるのか(これでいいのか記憶に自信ない)は印象にあまり残ってないのに。やっぱりチャーマーズを読み直したほうがいいのだろうか、でも「意識する心」のあの分厚さじゃなぁ…