このブログの傾向と対策?

私がこのブログで書いていることって、認知科学の哲学や基礎みたいな話が多くなってしまう。それが私にとっての関心なのだからしょうがないのだが、そのせいか認知科学について全く知らない人には読みづらくなってしまうようだ(別に意図していることではない)。でも、認知科学の入門みたいな話をブログで書くのは埒が明かない気がするし、正直言って面倒くさい。はっきり言ってそういうのは出版物に任せたいが本音に近い。それに認知科学の哲学や基礎みたいな話は日本の出版物ではろくにない。私は最新成果を追ったりする趣味がないので、認知科学の成果や内容についての紹介は私の任とはとても言えない(これは専門の研究者などの方が適任)。別にこれで儲けているわけではないのだから、この先このブログが続くとしてもこうした傾向は変わらないだろうと思う(特別な要請でもあれば別かもしれないが)。
ちなみに、翻訳は面倒だったのでこの先めったにやることはないだろう(適切な素材がなかなかないせいもあるが)。

おまけのリンク(ただし英語)

Philosophical Foundations of Cognitive Science http://www.sussex.ac.uk/informatics/syllabus/current/20870.html
Dr. Ron Mallon PHILOSOPHY OF COGNITIVE SCIENCE http://philosophy.hku.hk/courses/old/ronmallon/phil2230/
Dr. Kelly Inglis PHILOSOPHY AND COGNITIVE SCIENCE http://kellyinglis.wordpress.com/philosophy-and-cognitive-science/
Foundations of Cognitive Science B(Paul Smolensky) http://www.cog.jhu.edu/faculty/smolensky/050.341-641/Syllabus.htm

気になる本

科学哲学 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/0268960.html
科学哲学の概論書らしいが、「生物学や認知科学の基礎にある哲学的問題」についても書かれているらしいので気になる。
経済学の新しい認知科学的基礎 http://www.sobunsha.co.jp/bookdates/ISBN978-4-423-85107-4.html
こういうのって日本ではかなり野心的な試みだと思います。経済学について思うところもない訳ではないのだが、過去のトラウマがあるので書く気がしない。ちなみに私は(解説書を読んだことがあるだけの)隠れワルラス好きだ。