2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧
私は定期的に興味の領域が変化する人間で、ここの所は人文書が読書の中心になっています。でも自分は科学に興味があるんだ〜という方向けにお勧めのアマゾン・レビュアーを見つけました。アマゾンは便利ですが糞レビューも多いので、良質なレビュアーは貴重…
「イメージの前で: 美術史の目的への問い (叢書・ウニベルシタス)」 現在思想的な美術史の脱構築としてまあまあの出来だが、今更読む意義があるかは微妙 まず始めに注意すべき点は、これは過去の芸術作品を扱った美術史そのものの本ではなくて、学問としての…
「スピノザの政治思想―デモクラシーのもうひとつの可能性」 日本人学者によるスピノザ政治論の傑作 著者は既に故人だがそれが本当に惜しまれるほどのスピノザ政治論の大傑作。始めはアマゾンのレビューでも書こうと思ったが、既に見事に褒めてるレビューがあ…
「テイラーのコミュニタリアニズム」 テイラー思想の全体像を知る解説書としてなかなか悪くないが、食い足りない感も残る 日本では翻訳も紹介も貧しいテイラー思想をテーマにした日本では稀有な著作。共同体主義者や多文化主義者として有名なチャールズ・テ…