2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

現代の普遍論争の概念的枠組みを考える

基本的にネット上で手に入る学術的な資料ばかりから判断してるので注意 現代の普遍論争について調べてみて困ったことは、学者によって概論的な見解があまりに異なることだ。心の哲学における心身問題の扱いが教科書的に比較的整理されているのに比べると、形…

トロープと普遍概念

ある分析哲学の本の訳者解説を眺めていたらおかしな言葉の使い方を見かけた。論理記号付きの引用は面倒なので、普通の言葉に直してみます。 xが藍トロープを持っているならば、そのxすべては青トロープを持つ これを認めてしまったら、トロープ概念を普遍…

科学を知るための数段階

あくまで単なるアイデアです 1.情報レベル(または素人レベル) いわゆる科学に対して素人の段階。日本のジャーナリズムも下手するとこのレベルが多い。理科教育を受けたかさえ怪しい人から、科学に関心はあっても理解する努力までする気のない人まで。科学…

おいおい、この項目って公開されてからまだ間もないぞ

Natural Kinds (Stanford Encyclopedia of Philosophy)http://plato.stanford.edu/entries/natural-kinds/ 調べ物をしてたらこれを見つけて、公開日の近さに驚いたってだけです。 ちなみに、自分だったらこれとは説明順を変えるだろう。始めに実在論を説明す…

C.S.パースにとってのスコラ哲学と科学的精神

この点に関して、論理学や科学基礎論の分野で先駆者的な業績をあげたC・S・パース(1839〜1914)の観察は、ひとの意表を突くものであると同時に、極めて適切である。ドゥンス・スコートゥスの著作に親しみ、みずからの哲学的立場を「スコラ的実念論」と称…

分析哲学が分かる人だけにしかお勧めしない記事です

いきなり追記:内容に自信がなくて書いてから公開をしばらくためらっていたのですが、思い切って出しちゃいます。適当に割り引いて読んでください さらに追記:勘違いと思えるところを一部削除(横棒の入った部分)しました(08/10/11) 注 こちらのブログのコ…