政治

最近の日本での話題を明瞭な議論に落とし込んでみる

日本にいると、右を見ても左を見てもどこを見ても議論が不明瞭なことにうんざりしてくる 議論ばかりしてても駄目だ!的なことを言う人をたまに見かけるけど、単なる言い合いを超える真っ当な議論がされてるのを、日本で聞くことなんて滅多にない。最近の論破…

日本はネトウヨもリベラルも前提の少ない一般化できる議論ができない

私は日本に跋扈するいわゆるネトウヨなんて馬鹿にしてるし、ネットでたまに見かけるネトウヨ的な発言も私には簡単に反論を思いつくことが多い。今の日本は、以前よりはネトウヨに反抗しやすくなり、状況は少しは良くなると思っていた。しかし、思ったより状…

アメリカの最高裁判事と司法審査制について少しだけ書いてみた

ラジオを聞いてたら、最近のニュースであるアメリカの最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグが亡くなったという話題について語っていた。 それを私の聞いた印象では、リベラル寄りの論者ばかりが出演していて、亡くなった判事は素晴らしかったけど、今度…

競争的民主主義の市場とのアナロジーによる擁護のどこが問題なのか?

フィシュキンの「人々の声が響き合うとき : 熟議空間と民主主義」を読んで以来、民主主義の制度論に興味を持っていたが、機会があって今度は熟議民主主義のライバルとされる競争的民主主義を擁護するシャピロの「民主主義理論の現在」を読んでみた。 「民主…

結論より過程が大事、だから熟議的民主主義の勧め

私は近年の日本にすっかり嫌気が差している。世間にも同じような気持ちの人は多くいるようだが、その人たちのほとんどは日本の政治家が悪いからだと思っている節があるが、自分はそう思わない。私は、問題は国家が何とかしてくれる(してくれるべきだ)と思…