2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

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脳科学、大脳生理学とニューロサイエンスhttp://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20080626/1214444340 私はこのリンク先のコメント欄で何か書いてますが、せっかくなので紹介します。私は基本的にレベルの高い記事しかリンクしたくありませんが、これはまさに分か…

殴り書きメモ

国内的事情:日本の政治的近代化の遅れの問題

脳科学的な還元主義をどうするか

From Reduction Back to Higher Levels(PDF)http://mechanism.ucsd.edu/~bill/research/cogsci-reductiontohigherlevles.pdf 認知神経科学が差し出す認知的働きを脳へとつなげる入場権は認知科学者すべてに歓迎されているわけではない、分子的働きの観点か…

J.J.ギブソンの刺激概念再考

J.J.ギブソンは論文集isbn:4326101539「心理学における刺激の概念」で刺激概念を考察している。そこで八つの論点を挙げている。以下の引用は全て翻訳から。 刺激は、個体を動機づけるのか、或いは、単なる反応のきっかけに過ぎないのか(p.278) 刺激は、反応…

かなり手入れ気味な批判的要約

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=652より 日本のニート理解はご都合主義的で誤っている 日本ではニートが怠けなどの個人的要因に結び付けられているが、それは間違いである。もともとの英国のニート概念では、社会で自立できるための動機や資源がな…

なぜアンケート調査は認知科学の研究にはならないのか?

アンケート調査は認知科学の研究にはなりえない。アンケート調査と言っても、企業がよくやる消費者に適当な質問に答えてもらうようなものというよりも、心理学や社会学での尺度(例えば好きから嫌いまでの間を5段階に分けてそこから選ぶようなタイプの質問の…

「解読! アルキメデス写本」を読んだ

「解読! アルキメデス写本」ISBN:4334962033。この著作は科学史と文献学を巡るめくるめく冒険を描いた面白い本である…ことは前提として問題は何故これをここで紹介するかである。一見すると無関係そうだがこの著作、実は認知科学との関連はゼロじゃない。著…

功利主義とプラグマティズム

UtilityとPracticalの間(2・完)http://blog.goo.ne.jp/william1787/e/1cbe3a048dec2aead4228ca3ec086e2c イギリスの功利主義が普遍的で、アメリカのプラグマティズムがローカルであるというのは一面で正しい。しかし、それはイギリスとアメリカの違いでは…