本家アマゾンから認知科学どうでもいいリンク
このブログもいい加減に数年続けていて、私には既に認知科学について書きたいこともなくなってきた。基礎知識を改めてさらうと言う手もあるが、そういう面倒なのはやる気が出ない。で、どうでもいいリンクでも作ってみました。
Amazon.com: Products tagged with cognitive science
アメリカのアマゾンには利用者によって付けられたタグがあって、「cognitive science」のタグが目に付いたので何となく覗いてみた。見覚えのある書名や著者名から見知らぬ著作まであって参考になる。でも、"Man and His Symbols"by Carl Gustav Jung??ユング「人間と象徴」にcognitive scienceタグが6つでダマシオ「デカルトの誤り」と同じ数??そりゃあ、私も学生時代に「人間と象徴」は読んで面白かったけどさ〜、これが認知科学か?何だか訳が分からない。
Neuroscience for the Humanist
ヒューマニストのための神経科学。紹介されているサックスとかダマシオとかエーデルマンとか、個人的には好きだけどやっぱり所詮は神経科学の主流じゃないですよね。ところで、還元論と全体論の乖離が激しい日本ではかえってこういうタイプの人は出てきそうにない。無味乾燥か知の欺瞞かの差が大きい気がする。日本のこの状態をどうすればいいのか私にはさっぱり分からない。ちなみに、正統派の神経科学書リストはこっち→「A basic neuroscience library」
Interpretating Computer Behavior as Rational, Social Action
企業のデザイン研究者が作ったリスト。サッチマンだのウィノグラードだのギブソンだのと、少なくとも私にはお馴染みのメンバーがそろっている。デネットやディヴィッドソンのような哲学者までそろっているのが面白い。しかし注目すべきは、日本ではあんなにデザイン関連で好まれるノーマンがないこと。リストのテーマのせいもあるだろうけど、ギブソンまである事を考えると不思議。ちなみに、私は日本でのギブソンとノーマンとのアフォーダンス概念の違いが理解されないことにうんざりしている。