最近のこのブログは軽い更新ばっかりだが

最新号の日経サイエンスで(あの脳科学の)茂木氏の対談を読んだ。相手はプリオン説に関する著作(ブルーバックス)を書いた人だ。以前にも書いたが、私の茂木氏への評価は低い。しかし、今回の対談では面白いことを言っている*1。最近の脳研究は専門分化が激しくて分子生物学と同じような状態になっているという話だ。私もうすうす感じていたことだが、こう言葉にされると心強い。いくら私の評価が低いとはいえ、きちんとした専門知識を持った人には変わりがない。脳のマッピングばっかりじゃ確かにまずいよねー*2

*1:ちなみに、前回の対談では統計的手法を批判するという引き引きな意見を述べていて、改めて評価を下げたばかり。手段に過ぎないはずの統計的手法の目的化は確かにまずいにしてもだよ〜

*2:一方で、そう思うなら茂木さん、エッセイや小説ばっか書いてないで、なんか脳科学への貢献とか脳科学の啓蒙とかのマトモな活動もしてよ、とも思う。この程度の発言じゃ私の評価は揺るがない