クオリアが脳に影響を与える??

コメント欄での質問のためにネットで少し調べ物をしたが、相変わらず(ウィキペディアを含めて)日本のサイトはむごい内容が多いと感じる。まずEpiphenomenalism(随伴現象説)とSupervenience(付随説)は全くの別物だ。混同しているサイトが多くてお話にならない。次に意識とクオリアは重なる部分もあるが同じものではない。これも勘違いが多くてうんざりする。
随伴現象説と付随説の違いはStanford Encyclopediaにリンクを張っておいたので(英語を読める人は)そこで確かめてください→「Epiphenomenalism」と「Supervenience」(ちなみに随伴現象説と付随説の違いは心的因果問題とクオリア問題の違いに関わっている)。コメント欄で紹介されたサイトにあったクオリアが脳に影響を与える(つまり因果関係を持つ)って私にはさっぱり意味が分からないので誰か分かるように解説してください。意識が脳に影響を与えるなら、「ドアを開けようとしてノブを回した」におけるドアを開けようとする意図が意識されることに相当する(正確には意図と行動の間を脳が経由している)。でもクオリアは定義上では感じられるだけじゃないのか?