宗教の認知的歴史に向けて(アブストラクトだけ翻訳)

原文:"Towards a Cognitive History of Religions"Luther H. Martin
http://www.pucsp.br/rever/rv4_2005/t_martin.htm(HTML)
http://www.pucsp.br/rever/rv4_2005/p_martin.pdf(PDF)
要約
宗教の学術的研究の19世紀の創始者は、この研究は科学的(wissenschaftliche)になるだろうと思い描いた。そのような研究を定式化する初期の試みの一つはケンブリッジの古典学者ジェーン・ハリソンによって行なわれ、宗教の科学的研究は「人の心的進化の歴史」、つまり「進化による各心的能力の必然的な獲得」、に基づくべきだと論じられた。この提案は今のところ、宗教の認知科学者のネオ・ダーウィズム的研究に反映されており、こうした研究は歴史家に、宗教的データを説明するためだけでなく歴史的記録の避けがたい隔たりを満たすための科学的な方法を提示している。