旧プロフィール

ハンドルネームは蒼龍、idはその強引な翻訳。ちょっとばかり皮肉好きなので、不愉快を感じたらすいません。学生時代は心理学専攻で、今は単なる哲学好き。クラシックの古楽を好んで聴く。結果的に、認知革命と古楽革命という、20世紀後半に起こった二つの大きな革命を知ってしまい、多大なる影響を受けてしまった。
週に一回の更新を心がけていますが、質の高さを保つようにしているので書けなかったらごめんなさい。最近はすっかり認知科学総合サイトになってしまっている。評論はネタとして流されるのがバカらしいのであまり書きたくない。一応注意しておくと、このブログに専門性を要求するのは無駄な行為ですので、それは他でお求めください。
ちなみに、amazon.co.jpでも同名の蒼龍で書評が書いてあります。amazonでのレビューの一覧はこちらへ蒼龍の公開しているレビュー

基本となるモットー

「万能理論は存在しない」、または
「どんな理論も適切な説明範囲を外れたら無価値」、だからといって
「いかなる理論的な偏見からも免れていることなど誰にもできない」、だからこそ
「雑学的つまみ食いは避け、自覚的に各種理論から(複数の)思考法を身に付けろ」


お薦め記事の紹介

記事が増えてきたのでお薦め記事を書いときます。いつ読んでもいい保存版な記事も書いてるもんで。ブログだとホームページよりもとりあえず多くの人に読んでもらえるのはいいけれど、古い記事は顧みられないんだよね。ちなみに、カテゴリー付の記事は基本的にすべて保存版のつもりです。ちなみに、各記事の内容は公開当時のままでその後の訂正はあまりしていません、ご了承ください。

入れ込んで公開してる記事

認知科学年表(解説付)
認知科学年表(増補版):英語原典版つき
ネット上で手に入る日本語による認知科学の情報ってろくなのがない。で、私がやりました、何年か前に自分のHPで。でも、訪問者ろくにいないし宣伝もめんどくさいしで、無料ページだったので更新しなくて削除された。それを今回どうせだから公開ってわけだ。検索してこういう情報があれば少しはラッキーって思うでしょ。(追記:2006年2月初めから増補版をひっそりと公開。マニア向けのシンプルな作りになっています。こちらの方がいろいろより正確です。たまに訂正することもあります)
プロレタリアな文学への道
現代詩大嫌い人間が日本語による詩の本質を語る、というより詩人小熊秀雄礼賛ですね。ある日突然詩に目覚めてあちこちの日本語の詩を読んでガッカリした感想とも言える。荒川洋治の現代詩批判って結局ムダだったようだ。ちなみに、記事の最初の引用は読み飛ばしてください。あれはフリ。

好評だったので、暇つぶしにどうぞ

インターネットはサファリ・パークか
インターネットはホットなメディア、だからこそクールなテキスト中心主義者になれ
そうです。こんなブログ書いときながら、ネットの可能性はあまり信じてません。現実世界もダメだけど、ネット世界だってそれほどのもんではない。
ポストモダン化したネオリベな世界に適応した正義感たち
好評だった社会評論です、とだけ言っておきます。他に付け加えることなどありません。
日本の俗流クオリア論を撃破する
茂木って大したことねぇよ、って思いを罵倒を抑えて丁寧に解説したもの。「知的にスカはお前の方だ。権威に反抗すりゃいいって思ってる英雄気取りが!」(*)が本当の思い。機能主義に本格的に興味を持った人は「因果論的な機能主義を説明する」へどうぞ。
注(*)「心脳問題」という本への茂木のコメントでの”知的にはスカの現代だが”と言う言葉に対して思ったこと。ちなみに(茂木は評価しているらしい)書籍「心脳問題」への私の評価は低い

認知科学関連の記事がいっぱい

ちなみに、認知科学そのものに関する説明は次を参照「知覚や記憶など、人間の知的な心(マインド)を総合的に研究」(この説明を書いた日本の認知科学の大御所であった著者の波多野誼余夫は2006年始めに亡くなりました)
ウィキペディアの認知科学に関連した項目
認知科学史上の重要文献トップ10の紹介
こういう素人向けの認知科学の基礎情報の記事は受けすぎです。正直言うと、私は書いていてあまり楽しくない。でも、日本のネット上にはこうした認知科学の基本情報がないのでどうしようもない、誰かやって。
認知科学のポストモダン化と意識の脱構築の二つの方法
認知心理学における英米系と大陸系
認知科学の教育への応用に関する一考察
いわゆる認知科学ネタ。なんでみんな認知科学の基礎知識こんなにもないんだろうね。そう嘆くわりにはあまり啓蒙的な記事にはあまりなっていない。一応指摘しておくと、「脱構築の二つの方法」というのは東浩紀の「存在論的、郵便的」のパロディーにもなってる。
人工知能におけるいくつかの方法
アイボや二足歩行ロボットが流行っていたとき、既に認知科学の知識のあった私はこれは違うんじゃないかと思っていた。で、自分のHP用に発表、埋もれる、消える。書いたことは今読んでも間違っていないと思う。ちなみに、ロボットが二足歩行できるようになったこと自体はすごい、でも認知科学との関連は薄い(薄いからこそ成功したとも)。
以下は認知科学関連の資料です。見ても楽しくはないけれどあれば便利かな?
脳の研究法(心理学寄り)についてのメモ
認知言語学概観
生成文法概観

本格派の改良版もある認知科学の記事

認知革命の意義とはなんだったのか
心理学の危機再び、または学際分野としての認知科学の解体(素描)
モデル作りという認知科学の本質が分かると、これまでの研究の歴史とか今やっていることとかが理解しやすくなります。モデル作りだからいろいろな分野からの証拠を集める学際分野にもなった(認知科学の一般的な説明では日本でもアメリカでも学際分野であることが強調される)。…で、さらに認知科学一般の理論的基礎の説明をしたのが、その次の記事。認知科学への誤解やその可能性への無理解に対する私の不満のほとんどをぶつけています。とはいえ、この記事の内容をきちんと理解できる人は日本では稀だろう…
心の哲学の説明を試しに書いてみました
心の哲学に関する説明(改訂版)
複数の日本語の心の哲学の本やアメリカで出てる心の哲学のアンソロジーのネット上にあった目次を参照してるので無茶なまとめ方ではないはず。前者のお試し版は未完成なままにしてあります。後者の改訂版の方が詳しい分だけ独自の視点が入ってます。年表の増補版と同じようにこの改訂版もたまに改変する可能性があります。

可能性を感じる領域エコロジーエスノメソドロジー

建築デザインにおける生態心理学的な考察
アフォーダンス関連の翻訳と引用から
サッチマン「プランと状況的行為」とエスノメソドロジーの本質
エコロジーエスノメソドロジーの記事です。やさしく書くのが難しいので、レベルを多少上げてます。私なりの理解なのであまりマジに受け取らないように。あくまで参考に。

わざわざ訳したんだから、翻訳も読んでね

そこでただ突っ立ってないで、考えなさい(前篇)
身体化に関する新聞記事の翻訳。誰が読んでも面白いはずなんで、読んでくれ〜

なぜか多い進化論の話

ミーム概念への妥当な理解と脳科学の社会化
進化論への言語ゲーム的な理解
進化の総合説の解説とその社会科学領域への橋渡し。私がやろうとしてるのは進化心理学でよく見られる適応万能主義から社会的領域を守ること。つまり、進化から社会的動物としての人間を理解することだ。それにしても進化論には誤解が多くてうんざりするが、他方で社会科学領域への配慮が全くない進化心理学話が多いのにもつくづく困ったものだ。


おまけのお勧めしない記事

素人による素人のための生成文法と認知言語学の超要点講座
出来がよくありません。改めて読んでみてあまりのレベルの低さにたじろいでしまい、その文章はお蔵入りになってしまった…のをひっそりと公開。あまり信用も詮索もしないのが身のためです。



補足プロフィール

愛読書

荘子」内篇ISBN:4003320611
高校時代に出会ってから事あるたびにページを開いてきた本物の愛読書。どっかの雑誌の愛読書特集でよくある「本当にそんな小難しいの読めてるのかよ」や「そんなの一時的な流行じゃん」とか言うのとは全く違う。荘子に比べたら傲慢なニーチェなど足元にも及ばない、と本気で思っている。諸子百家の中で最も論理的でかつ含蓄に富んでいる荘子(ちなみに神秘主義的な理解は大嫌い)。読むたびに得られるものがある本物の古典だ。

このブログの履歴

始めは評論をトラックバックするのが目的でこのブログを開設したのだが、日本の第一級の認知科学者であった波多野誼余夫が2006年始めに亡くなったのを知ったあたりをきっかけに認知科学関連の記事の公開が多くなる。また、分析哲学系の話をし始めるようになったのは、公開した(某経済学者に関連した)ハイデガーに関する記事への下らない反応にうんざりしたからである。このブログ開設の本来の目的はトラックバックであって、それ以外はおまけのはずだったはずなので、ネタを一生懸命探している自分がアホらしく思えてしょうがないときがある。更新強迫症にはなりたくない。