2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

海外の認知科学者の有益な個人ページのリンク集

私のブラウザのお気に入りに入っていたサイトと新たに調べたサイトを合わせたリンク集です。単なる研究者の紹介サイト(結構多い)は除き、有益な情報や論文の入手ができるサイトだけにしてます。ただし、私が得意でない神経科学系のサイトは少ないです。以…

宮台サイトへのコメントメモ

以下の引用はすべて「国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について」http://www.miyadai.com/index.php?itemid=363 から 日本の市民運動は「ノーマライゼーションの地獄」に鈍感なの。 ノーマライゼーション(normalization:辞書的には標準化、…

人類学と認知言語学との幸福な結びつき

Edwin Hutchins (in press) Material Anchors for Conceptual Blends http://hci.ucsd.edu/hutchins/vitae/Publication-links.htm Fauconnier, Gilles and Mark Turner. to appear.“Rethinking Metaphor.” http://cogsci.ucsd.edu/~faucon/publications.html…

研究データの解釈法

Hurleyが報告している研究結果は、なんというか、結構ショッキングなものだ。暴力ヴィデオ・ゲームやテレビでの暴力シーンの視聴は、子供だけではなく、青少年や(若い)大人の暴力的行動傾向を有意に高めるらしい。8歳の時点で暴力表現を好んで見ていた子供…

「脳を活かす」研究会発足記念一般講演会を読む

発起人に認知科学に関わる人物が多い「脳を活かす」研究会(安西さんまでいるよ)。この前久しぶりに行ったら更新されていた。 「脳を活かす」研究会 発足記念一般講演会 http://www.cns.atr.jp/nou-ikasu/transcript_200604.html いろいろあって面白い。一部…

トマセロ関連ブログの紹介、続編

指さし http://blog.goo.ne.jp/gibbon-yinoue/e/7ba396f51a86153dd7717b78278f71ca 前にもトマセロ関連でリンクしたブログです。共同注意について写真付で説明されてます。このブログの著者は理化学研の客員研究員になったそうです。おめでとうございます。 …

独り言

認知科学で一人学際な話をするのは飽きてきている。かといって前回みたいに社会評論をする気もあまりない(やっても虚しい)。まだ寝かせてある記事がいくつかあるのでそれを出すつもりでいます。

脳の研究法(心理学寄り)についてのメモ

臨床と実験(破壊、刺激、記録) 非侵襲的方法の特徴(isbn:4061534335) 「コンピュータ断層法(CT)」1970年代にイギリスのG.H.Hounsfieldが開発、X線画像とコンピュータによる画像解析を組み合せた 「磁気共鳴断層法(MRI)」電磁波をとらえる、造影…

現在の日本はすでに日本的ファシズムと等価な政治的スノビズムに陥っている

今の日本じゃ蛸壺化も棲み分けもすっかり進んで、国内の違った領域の人の間でコミュニケーションすることはありえないし不可能だしそもそもやる気がない。他者への想像力を欠いた利己的なネオリベとか、仮想の敵や問題を見つけ出しては必死に叩く自己満足な…

松沢哲郎「チンパンジー・マインド」からの引用

わたしがアメリカ留学中に師事していたプレマック先生が、あるときこう話してくれた。ピアジェはなぜ偉いかというと、子どもの認識の発達にかんする説明をしたから偉いのではない。子どもの認識の発達にかんする問いを出した。だから偉いという。 その後、ピ…