2005-01-01から1年間の記事一覧

トラックバックが失敗したということなので、ここにアドレスを書いておきます(これならすぐ行けます)。小熊秀雄の詩の朗読が聴けます。ちなみに、私のコメントもすでに書き込み済みです。よろしければ、ぜひどうぞ。 Blog表現よみ作品集 http://www.voiceb…

そもそも日本の政治家は問題が解決することを望んでいない

日本の政治家はヒステリーである。ヒステリーとは病名である。しかし、ここで問題にしているのは病気としてのヒステリーではない。性格類型としてのヒステリーである。精神の病を性格類型に応用することは、クレッチマーを始めとして多く行われている。例え…

東浩紀のSF的情報化社会論

ひさしぶりに東浩紀(id:hazuma)の情報化社会に関する考察を読んだ(日経のサイト「ITPlus」*1 )。東浩紀の「情報自由論」は連載中に面白く読んだが、実のところ当時からその論には違和感を感じていた。それは次の理由からだ。 環境管理型を完全実現した高度ユ…

借金催促人の孤独

こら、借金、利息をつけて返しやがれ借りたもんは耳をそろえて返すのが、道義ってもんじゃ返せないっていうのか、このやろうそんなことで世間様に顔向けできるんかいなそんな野郎が生きていていいと思っとるんかいないったい、いつまで待たせりゃ気が済むん…

プロレタリアな文学への道

宮台真司の右翼/左翼の違いの定義に関連したおもしろい記述を見つけたので、以下にその部分を引用してみよう。 (24)今日、大文字の右翼と大文字の左翼との差異がぼやけていると云々されることが多い。これに惑わされないためには、二つの概念が左右対称では…

前回ブログの悪口を言っときながら、トラックバックがあるのに喜ぶ。前日からあったはずなんだから気づけよって。それに、翻訳にグーグルからアクセスが…。ストック(蓄積型)な文章も出してみるもんである。なわけで、ブログ熱少し戻る。一応ネタはまだある…

インターネットはサファリ・パークか

ネット上は自由保護区にすぎない ブログはフロー(流動)かストック(蓄積)かという記事を読んだが、どう考えてもフローだろうと思う。ブログは掲示板よりはましかとも思ったが、ちょっと見て回ればそうでもないと分かる。みんなして、その場その場の感想を…

G.H.ミード「精神・自己・社会 第10章 思考、コミュニケーション、意味のあるシンボル」より抜粋

私たちは次のように主張してきた、別の人の反応としての聞こえることや見えることが同じ反応を起こす刺激そのものであるという意味での特別な模倣の能力はないのであり、むしろもし別の人の行動と同じ行動がある個人において現在すでにあるならば、模倣を可…

なぜ成金は悪趣味か?

ある男がいるとする。彼は昔は貧乏でお金がなかった。お金は、欲しいが持っていなかった。この矛盾が、彼の欲望をお金へかき立てることになった。この時点では、彼にとってはお金が対象aである。対象aとは人が生きていくうえで必要なものであるが、現実にお…

(DVD)キム・ギドク「春夏秋冬そして春(無修正版)」

物語と映画技法が一体化した見事な作品。ただし、あまりに完璧にできすぎていて、かえって私はそれほど惹かれなかったが。しかし、これが傑作であると言う事実には代わりがない。 物語は、水上の寺院を舞台に、タイトル通りに主人公の人生を四季になぞらえて…

混乱した用語「再帰性」

宮台真司の弟子とも言われる鈴木謙介のインタビューを読んだ。すでにここでも私の書いた評論の最後でも触れられた「再帰性」について話している。私は「再帰性」は「反省」と(多少の違いはあれ)実はそれほど変わらないのではと書いた。しかし、鈴木謙介は…

とりあえずの目標は、はてなダイアリー市民になること。でも、30日分の更新って大変。軽い書き込みもかなりも混ぜないときついです、ってことで、更新はちょっとばかし頻繁です。めんどくさがりなので、いつまで続くことやら。 amazon.co.jpでも同名の蒼龍で…

W・ジェイムズ「心理学の原理 第12章 概念作用」より抜粋

同じであるという感覚 第8章で、物へのそのままの知見と物についての知識との2種の物の知識の間には違いがあることを描いた。このような2つの知識の可能性は基本的な精神的特徴に依存しており、その特徴は「心の意味における恒常性の原理」と題され、それは…

リンク元を見る限りでは、アクセスはあるようだ。あとはコメントがあればなあ(贅沢か)。過去に書いた文章いろいろをただいま準備中。しばらくお待ちください。 宮台真司関連でもアイデアはあるのですがね。このブログは、今まで宮台真司の文章を読んでいて…

新宮一成「ラカンの精神分析」

薦められることの多い著作の割には、かなり怪しいラカン。日本の学者にありがちな、分かりやすい説明をする気のない、読者を煙に巻く解説書。鏡像段階理論なんて、しょせん初期のラカン理論なので、かなり図式的に説明することができる。しかし、そうした分…

うあああ、いきなりトラックバック失敗か。宮台サイトから自分でたどってみたら、ここにはつながるけど、目的の文章が出ない。表示モード変えたせいか?それとも、それでいいのか?お試ししときゃよかったあぁ… 来て下さった皆様、ありがとうございます。 し…

宮台真司の実存主義

今回の宮台真司はキルケゴールさながらである(http://www.miyadai.com/index.php?itemid=275)。それも「死に至る病」のキルケゴールというにふさわしい内容である。私は人生でこれまでにいろいろと経験してきたけど、結局はどの選択肢も不毛なのではないか…