2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

たまにはグチ

某保険会社の営業停止も国民年金の不正免除も問題の根源は同じだ。問題の源を解決することなく厳しいノルマだけを課してれば、こういう問題は出て当然だ(そういえば某金融業者の営業停止も同じ)。いい加減ネオリベ(自由放任主義)まじぃとか思えないのか…、思…

認知科学志向なロボット研究

私は田舎に住んでいるので普段は新刊を含めてろくな本を見ることが出来ない。最近ちょっとましな本屋でマトモな本を立ち読みできる機会があった。それでおもしろそうな本があったのでネットで調べてみた。脳・身体性・ロボット (インテリジェンス・ダイナミ…

プロトタイプを実体化すべきでない理由

前回の続きです。前回の記事を公開してから、やっぱりウィトゲンシュタインの家族的類似性についても書かないと納得できる説明にならないよなぁと思った。しょうがないので今回、手短に説明する。 なぜ家族は似ているのか。このとき、家族全員に共通の特徴(…

プロトタイプについて

リンク元からたどったらこんな記事がありました。「完璧な鳥」は存在するか。 http://d.hatena.ne.jp/tihara/20060524#p1です。一応私が質問に答えられるので答えておきましょう(コメント欄がないのでトラックバックで。内容の正否は自分でご確認のほどを。…

はてなのRSSリーダーの使い心地悪っ

上にリンクがあるRSSリーダーが思ったより使いにくい。勝手に日付順に並べてくれるわけじゃないし、更新頻度の違いすぎるブログを並べると表示のバランスが悪いし…。放っとけばましになるかと思ったらそうでもない。RSSリーダーって大量の情報を効率よく扱え…

心理学に理論が必要なわけ

認知言語学の構文法の考え方はこうだ。普遍文法的には、どんな動詞が文で使われていようと、その文は能動態にも受動態にも自由に変換できるはずだ。しかし、実際の使用では、文法的にはどちらも可能なはずなのに受身でしか使われない動詞があったりする。構…

トマセロの普遍文法批判

トマセロのホームページ(http://email.eva.mpg.de/~tomas/index.html)から。普遍文法批判の論文があるな(Tomasello, M. (2004). What kind of evidence could refute the UG hypothesis?)。短いから早速読んでみた。これは普遍文法(UG)の要約としても便利。…

認知革命の意義とはなんだったのか

現実観察から得た初期条件(周辺条件)をモデルに入力すると、一定の出力変数が得られて、それが現実観察から得られたデータに合致する場合に、モデルは「現実適合的」だと評価される。現実適合的なモデルは、現実の説明・予測・制御に用いることができる。 …

先読みニューロンの発見?

朝日新聞朝刊(06/5/19)から引用 将棋やチェスで必須の「先読み」をするときの脳の細胞レベルの活動を、東北大虫明元教授(生理学)のグループがサルの実験で突き止めた。大脳の前頭前野にある複数の細胞が一手ごとに対応しており、課題を見た瞬間に同時に活性…

認知科学関連ブログのRSSリーダーを公開

上にリンクがあるように、認知科学関連ブログのRSSリーダーを公開しました(http://r.hatena.ne.jp/deepbluedragon/)。厳選してあるので、日記や雑談ばかりのブログは除いてあります。たとえ有名ブログでも私から見てちょっとなぁ…と思うのも外してあります(…

トラックバックありがとう記念、動物認知研究は面白いよね

トラックバックありがとうございます(一応リンクもしときますhttp://blog.goo.ne.jp/shax2081/e/ca61d124a62e58a7055141c704e8abc1)。残念ながらまだトマセロの翻訳は読んでません。そのうち読みたいとは思っているので、こういう紹介は役に立ちます。一応ト…

日本での認知科学の学術プロジェクトによるサイトの紹介

どれも数年前からやってる学術プロジェクトなようだ。進化心理学関連の研究や話題ばっかりなのはやっぱり外国の流行に乗ってるってこと?。サイト内を良く探すといろいろな論文や資料のPDFがいっぱいある。ただし学術的なので素人には読みにくいことこの上な…

小熊英二による記事「近年の日本のナショナリズムはポピュリズムだ」

朝日新聞朝刊(06/5/11)の小熊英二による「近年の日本のナショナリズムはポピュリズムに過ぎない」の記事に納得。近年の日本のナショナリストは天皇になど興味はなく、「サヨク」という仮想敵を作り上げて攻撃してるに過ぎないとの指摘はすごい。宮台さんの天…

CSSの勉強はめんどくさかったけど…

スタイルシートをいじってブログのデザインを変えてみました。うまく表示されないといった苦情があったらお知らせくださると幸いです。初めてなのでよく分からないですから。前々からブログのデザインは何とかしたいとは思っていたんですよね。 ちょっとタイ…

「モバイルコミュニケーション-携帯電話の会話分析-」

コンピュータや通信を利用した共同作業を研究するCSCW(Computer Supported Cooperative Work) を扱った章があるってことで、広義の認知科学に入るでしょう(サッチマンへの参照もあるし、最終章など認知研究そのものの紹介)。とはいえ、CSCWの注目株であるエ…

オンライン・テキストでの一からの勉強はかなりきついかと

初心者のための記号論(http://www.wind.sannet.ne.jp/masa-t/index.html)ってブックマークがバカみたいにたくさんついてるけど、これって全く知識のないやつが読んで理解できるのか?記号論や構造主義を勉強済みの私から見てもちょっと内容が濃すぎると思う…

ネット上にあった川人光男による小脳研究の解説、および脳科学の行方

川人光男、銅谷賢治、春野雅彦:ヒト知性の計算神経科学 第2回 小脳が獲得する内部モデル. http://www.hip.atr.co.jp/departments/Dept3/PDF/Iwanami2.pdf(PDFです:リンク元はMitsuo Kawato Publication List http://www.cns.atr.jp/%7Ekawato/pubjp.html) …